
7月28日‐市場調査機関カウンターポイントリサーチ(Counterpoint)は最新の「Glbal Pure-Play Semi Foundry Market Revenue by Node,2021 vs 2025(E)」を発表した。AI及びハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)向けチップの需要拡大を背景に、2025年の世界ピュアプレイセミファウンドリ市場規模は前年比17%増の1650億ドル(約23兆5,950億円)に達すると予測されている。2021年から2025年にかけての年平均成長率(CAGR)は12% を見込む。
同レポートによれば、7nm以下の先端プロセスが市場成長の主な原動力となり、2025年のウェハーファウンドリ市場収益の56%超を占めるとみられる。特に3nmプロセスノードの収益成長が目立ち、2024年比600%超の急拡大を見込み、約300億ドル(約4兆2,900億円)規模に達する。5/4nmプロセスの需要も堅調で、400億ドル(約5兆7,200億円)超の貢献を予測。この成長は、AIスマートフォンの更新需要、NPU搭載AI PCの普及加速、さらにAI向けASIC、GPU、HPCなどの応用分野の拡大が背景にある。

カウンターポイントリサーチの上級アナリスト、William Li (ウィリアム・リー)氏は、「2nmプロセスは2025年の総収益に占める割合は1%に留まるものの、TSMC(台湾積体電路製造)の中国台湾における生産能力拡大に伴い、2027年までにTSMC収益の10%超を占めると予測される」と述べた。
同社は、2nmプロセスが今後5年間で最も戦略的価値が高く、寿命の長いノードの一つになると分析している。これは、AI及びコンピューティング需要がクラウドからエッジデバイスへ拡大する強力な成長に支えられるためだ。
その他のプロセスでは、20-12nmプロセスの収益は2025年も安定し、市場全体の約7%を占めると予測。これは一部の成熟プロセス応用がより先進ノードへ移行していることが要因だ。一方、成熟プロセス(28nm以上) の収益シェアは、2021年の54%から2025年には36%へ低下し、一部が置き換えられつつあることを示す。ただし、28nmプロセス自体は年平均5%の成長を維持すると見込まれる。
2025年の世界ピュアプレイセミファウンドリ産業は堅調な成長を継続し、先端プロセスが市場と技術進化の主要な推進力となる。TSMCは先端プロセスでリードを維持、サムスン電子とインテルも積極的に拡大を図る。UMC(聯華電子)、グローバルファウンドリーズ、SMIC(中芯国際集積回路製造) は成熟プロセス分野で安定した実績を維持している。最先端製造技術(High-NA EUV等) でのフロントエンドプロセスの革新に加え、バックエンドのパッケージング技術(HBM統合、チップレット設計など)の多様な進展も収益拡大の機会を創出している。
(為替換算レート:1米ドル=143円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/94675/)

