
中国企業における基盤モデルは1日平均10兆トークン超 Alicloudの通義がシェア首位
9月1日、国際市場調査会社のフロスト&サリバン(Frost & Sullivan)は最新レポート「ジェネレーティブAIの現状:中国企業における基盤モデルの動向,2025年(State of GenAI: Foundational Model in Chinese Enterprise,2025)」を発表した。同レポートによると、2025年上半年に中国の企業向け市場における基板モデルの1日当たり総消費量は10.2兆トークンに達し、このうちAlicloudの「通義」が17.7%のシェアを占めて首位となり、現在中国企業に最も選ばれている基盤モデルとなった。

フロスト&サリバンは中国国内700社を対象に調査を実施し、金融、製造、インターネット、民生用電子機器、自動車など多数の重点業界に跨り、様々な売上高層やAI投資規模の企業をカバーすることで、中国企業の基盤モデルの実際の使用状況を包括的に反映した。
レポートによると、中国の基盤モデル企業向け市場は急成長を遂げている:2024年下半年と比較し、2025年上半年の1日当たり呼び出し量は363%急増し、10兆トークンを超えた。このうち、Alicloudの通義が17.7%、バイトダンスの豆包(Doubao)が14.1%、DeepSeekが10.3%を占め、上位3社で合計40%超のシェアを占めた。
フロスト&サリバンのレポートは、企業の7割がパブリッククラウドでのデプロイまたは基盤モデルを選択しており、さらに71%の企業が将来的にパブリッククラウド形態の生成AIサービスを増やす意向であることを示した。
レポートはさらに、中国企業が「単一の最強モデルを追求」することから「特定の業務シナリオに最適な解を求める」ことへ転換しつつあり、異なるモダリティ、サイズ、導入シナリオに対するマッチング需要がさらに急増すると指摘した。
オープンソースモデルは、AIモデル企業向け市場の新たな成長の鍵を握る駆動力となっている。
フロスト&サリバンのレポートは、Qwen(千問)やDeepSeekなどの中国モデルが2025年にオープンソース化を継続するにつれ、オープンソースモデルと国際トップクラスのクローズドソースモデルとの性能差はほとんどなくなるとしている。
さらに、オープンソースモデルはサイズやカテゴリが豊富で、企業は完全な自主性を保持し、自社の業務特性に応じてモデルとアプリケーションをカスタマイズできる。
同レポートは、今後80%超の企業がオープンソースの大規模モデルを採用すると予測しており、オープンソースモデルが業界応用において主導的な成長を占めることを示唆している。
(原文:https://www.icsmart.cn/95873/)

