
アリババ、AMD MI308アクセラレーターを4万個以上発注計画

12月23日、MLexの報道によると、米国政府の対中輸出要件を満たすAMDのAIチップ「MI308」がまもなく正式に登場し、一部の中国テクノロジー企業やクラウドサービスプロバイダーが発注を検討している。その中で、アリババグループは約4万から5万個のAMD MI308を調達する計画だという。
MI308は、AMDが中国市場向けにカスタマイズしたAIチップだ。今年7月に米国トランプ政権がNVIDIAのH20チップの対中輸出を再開すると発表した際、AMD MI308も同様に対中輸出許可を取得した。ただし条件としては、売上高の15%を分配することだった。しかし、NVIDIA H20チップの性能が低く、中国政府からセキュリティ上の懸念が指摘されたため、多くの中国の大手テクノロジー企業がH20の調達を停止した。
これに対し、AMD MI308はより大容量の192GB HBM3メモリを搭載している(H20は当初96GB HBM3メモリのみで、その後更新されたバージョンでも141GB HBM3メモリにしか向上していない)。単体カードで70Bパラメータの大規模モデルの長文推論を実行可能で、価格は約1.2万ドル(約186万円)とH20より約15%安く、またセキュリティ面での懸念」もない。
したがって、より高性能なNVIDIA H200が米国政府の対中輸出承認を得ている状況であっても、AMD MI308は依然として一定のコストパフォーマンスを有していると言える。
データによると、中国のAIチップ市場の需要は爆発的に成長しており、2029年までの売上高は1,890億ドル(約29.3兆円)に達すると予想されている。これは、ファーウェイ(Huawei)、寒武紀(Cambricon)、海光信息(Hygon)、摩爾線程(Moore Threads)、沐曦(MetaX)、壁仞科技(Biren)、天数智芯(Iluvatar CoreX)などの中国国内のAIチップ企業にも機会を提供している。
(原文:https://www.icsmart.cn/100134/)

