
クラウドAIチップ企業「燧原科技(Enflame)」、IPO指導を順調に完了

2026年1月1日、中国証券監督管理委員会(CSRC)の公式サイトは、中国国内AIチップ企業である燧原科技(Shanghai Enflame Technology Co., Ltd 以下、「Enflame社」と略称)がIPOのための事前指導を順調に完了したと発表した。これにより、同社の上場プロセスは次の段階に入った。
関連情報によると、Enflame社は2024年8月に上場指導を開始した。しかし、2025年11月、資本市場環境の変化と自社の戦略的必要性に鑑み、指導機関を中信証券(CITIC Securities)に変更し、従来の計画を継続して上場手続きを推進している。
公開資料から、Enflame社は2018年3月に設立され、設立当初からAIチップの独自ハードウェアアーキテクチャとソフトウェアエコシステムの開発に集中してきたことが分かる。これまでに4世代のアーキテクチャに基づく計5種類のクラウドAIチップを自主開発し、AIチップ、AIアクセラレーターカード・モジュール、スマートコンピューティングシステム・クラスター、AI計算・プログラミングソフトウェアプラットフォームを網羅する製品体系を構築した。公開情報によれば、第三世代AIアクセラレーターカード「Enflame S60」は2024年下半期から量産段階に入り、主要インターネット企業のアプリケーション環境で既に大規模な採用実績がある。第四世代の学習・推論統合製品「Enflame L600」は、FP8低精度演算をネイティブサポートし、国産汎用大規模モデルの学習と推論を効果的に支える性能を持つ。
公開記録が示す通り、Enflame社は注目セクターのトップ企業として、2023年9月末までの6年間に計14回の資金調達を実施し、累計調達額は数百億元に達した。『2025年胡潤全球ユニコーン企業ランキング』によれば、同社の企業価値は既に205億元(約4,510億円)を突破している。
企業情報サイト「天眼査」のデータが示すように、Enflame社の株主構成は中国国家集成回路面産業投資基金二期、テンセント(Tencent)、武岳峰資本、上海国方、上海産投といった国有資本や主要投資機関が名を連ねている。
業界関係者の分析では、最近、中国国産AIチップ産業は上場加速期に入っているという。Enflame社のIPO指導完了は、この国産AIチップユニコーン企業が資本市場参入に向けて重要な一歩を踏み出したことを意味し、国産知能計算産業のエコシステム構築と技術的飛躍をさらに促進すると考えられる。
(為替換算レート:1人民元=22円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/100396/)

