
1月3日夕方、CES 2026(国際消費電子展)とLenovoの年度技術革新大会を前に、NVIDIA創業者兼CEOのジェンスン・フアン(黄仁勛)とLenovoグループ董事長兼CEOの楊元慶が、約30年にわたる旧友として対談を行った。二人は過去の協力関係を振り返りつつ、未来の計算とAIの方向性を描き出し、特に「混合式AI(Hybrid AI)」を次なる大きな風口として位置づけた。
対談でフアン氏は、両社の協力が28年かけて最初のマイルストーンに到達したと指摘。その後わずか2年で事業規模が5倍に拡大したと述べた。楊氏は、Lenovoのグローバルレイアウト、高性能計算、温水水冷技術などの強み、そしてNVIDIAをはじめとするパートナーとの連携が、AI事業の継続成長を支えていると応じた。

二人はAIの進化について深く議論し、フアン氏は生成式AIから「代理式AI(Agentic AI)」への移行を強調。代理式AIはより強力な問題解決能力と事実に基づく推論能力を備えると指摘した。そして、次段階のAI発展の两大トレンドとして以下の点を挙げた:
1、代理式AIの適用が単一のクラウドモデルに依存せず、公有クラウド上の最先端大モデルと企業・個人私有のカスタマイズモデルを深く融合する。この融合には強力なキャリアが必要であり、まさにLenovoとNVIDIAが共同で構築する「企業級AI」の戦場である。
2、混合式企業智能がグローバル産業の各分野に融合適用される。高性能計算、AIクラウド、AI工場、企業智能、工業智能、さらにはロボット智能など、LenovoとNVIDIAは企業級智能市場全体で協力している。これらのトレンドは両社に巨大な成長機会をもたらすだろう。
対談では具体的な新協力も明らかになった。NVIDIAはLenovoと共同でRTX ProベースのLenovo企業級AIシステムを開発中。フアン氏は「これは革命的なサーバーで、企業級市場への大規模展開が待ち遠しい」と興奮を語った。このプロジェクトの技術詳細は、数日後のLenovoグローバルイノベーションテック大会で発表される見込みだ。
未来の見通しについて、フアン氏は新たな目標を掲げた:「両社の協力が未来2年以内に再び5倍拡大しない理由はない」。現在、すべての企業がAIを利用し、すべての業界がAIの上に構築され、すべての国がAIインフラを構築している。NVIDIAのシステムアーキテクチャをラック級コンピュータにアップグレードしたことで、Token効率が10〜15倍向上した。
Lenovoとの企業級AI協力は、工業、物流、倉庫、ロボットなどの分野で巨大な応用潜在力と成長空間を持つ。
対談の最後、楊元慶は最新のThinkStation PGXワークステーションをフアン氏に手渡し、フアン氏はサインを入れ「私たちの最初のマイクロ高性能計算に敬意を表す」と記した。 この対談は、NVIDIAの算力優勢とLenovoのハードウェア・グローバル展開力が融合した混合式AIの未来像を鮮やかに描き出した。
(原文: https://chinanews.jp/archives/30050 )

