
中国・無錫高新区、OpenClaw(オープンクロー)「育成」に12条の支援策を発表 最高500万元の補助金

深圳に続き、江蘇省・無錫高新区が「養龍虾(ロブスター育成)」支援策を打ち出した。3月9日、同区はOpenClaw(オープンクロー)などのオープンソースコミュニティプロジェクトとOPC(ワンパーソンカンパニー)コミュニティの融合発展を支援する12条の措置(意見募集稿)を発表。単独案件で最高500万元(約1億1500万円)の支援を行う。
OpenClawは、オープンソースのAIエージェントツール。そのアイコンが赤いロブスターであることから、中国のネットユーザーの間で「ロブスター」と呼ばれ、親しまれている。
OPCとは「One Person Company」の略称で、AIの協力を得ながら、個人が製品の全工程(研究開発・生産・運営・マーケティングなど)を完結させる新たな起業形態を指す。
先行して発表された深圳の「ロブスター10条」では、市場化・専門化されたプラットフォーム事業者が「ロブスターサービス区」を設け、OpenClawの無料デプロイサービスを提供することなどを奨励。条件を満たす事業者には一定の補助金を支給する方針を示していた。
無錫高新区が発表した「OpenClawなどのオープンソースコミュニティプロジェクトとOPCコミュニティの融合発展を支援するための若干措置(意見募集稿)」は、12条からなる「ロブスター育成」政策。基礎支援から産業着地、人材育成、セキュリティ・コンプライアンスに至るまで、単独案件で最大500万元の支援を行う内容となっている。
意見募集稿では、無料でのデプロイ環境や開発ツールキットを提供するローカルクラウドプラットフォームに対し、最大100万元(約2300万円)の全額補助を行うことを明記。区内のAI算力プラットフォームを利用するOPCプロジェクトには、実費ベースで年間最大30万元(約690万円)の補助金を支給する。
さらに、OpenClawをベースに産業用品質検査や設備の予知保全などの垂直型モデルを開発し、国家レベルの备案(届出)を通過したプロジェクトには50万元(約1150万円)の奨励金を支給。エンボディドロボットやスマート品質検査などのキーテクノロジーにおけるブレークスルーには最大500万元(約1億1500万円)を支援する。また、「AI+製造」共同オープンソースラボの設立を奨励し、オープンソースフレームワークの開発や業界標準の策定を主導する企業には最大100万元を奨励する。
(為替換算レート:1人民元=23円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/102451/)

