
中国初!深セン市、完全自社開発の「万カード級」国産スマート計算クラスターを完成

『深セン特区報』によると、3月26日、深セン市が建設を進めてきた11,000Pのスマート・コンピューティングパワー・クラスターが正式に稼働を開始した。昨年先行して稼働した3,000Pと合わせ、現在このクラスターは合計14,000Pのスマート・コンピューティングパワーを備えている。これは中国で初めて、中国国産の先端チップのみを用いて構築された「万カード級」かつフルスタックで自立・制御可能な知能計算クラスターだ。
報道によると、高い安全性を備えた施設配置、低コストな学習(トレーニング)環境の提供、高品質なデータコーパスの供給、市場化されたエコシステム運営を基盤として、同プロジェクトは全国統合型のコンピューティングパワーネットワークの早期構築を加速し、中国国産ビッグモデルおよびチップの質の高い発展を力強く支援する見込みだ。
また、広東省政府の公式サイトによれば、今年3月15日には、深セン(東部)人工知能産業公共サービスプラットフォーム(以下「同プロジェクト」)の第1期となる「千カード級」コンピューティングパワークラスターが正式に稼働した。同事業は総投資額約22億元(約506億円)で、3期に分けて建設される。第一期投資額は約4.88億元(約112.24億円)で、2,000Pのコンピューティングパワーを供給する(1Pは毎秒1,000兆回の浮動小数点演算能力に相当)。年内に第2期・第3期を完了させ、累計で10,000Pのコンピューティングパワーを供給し、さらに社会の知能計算リソースとして40,000P以上を調達可能にする計画であり、深セン東部における知能計算の「基盤」を強固に支えることになる。
同プロジェクトの建設投資主体である深セン市竜崗区都市建設投資有限公司の関係責任者は、「初回分となる2,000Pのスマートコンピューティングパワーは、提供開始後すぐに完売し、すでに企業による予約で『確保』済みだ」と説明した。今後、プロジェクトの第2期・第3期の建設に伴い、深セン(東部)人工知能産業公共サービスプラットフォームは、コネクテッド・自動運転車とエンボディドロボットという2つコア産業に重点を絞り、人工知能企業に対して最適な高品質コンピューティングパワーを継続的に提供していく方針だ。
同プラットフォームが置かれる竜崗区の取り組みは、現在深セン市全域で進められている知能計算センター建設の典型例といえる。『深圳市加快打造人工智能先鋒城市行動計划(2025—2026年)(深セン市における人工知能ベンチマーク都市構築加速行動計画(2025―2026年))』によれば、深セン市は複数の10E級知能計算クラスターを整備し、既存の知能計算センターの倍増・拡張を進めるとともに、中国国産知能計算センターを複数建設する。また、南山区、宝安区、竜崗区、竜華区、前海、河套、光明科学城などを「コンピューティングパワー拠点」として位置づけ、2026年までにリアルタイム利用可能なスマートコンピューティングパワーを80E FLOPS超とする目標を掲げている。
深セン市科技革新局が発表したデータによると、今年3月中旬時点で、深セン市内で既に建設中および計画中のスマートコンピューティングパワーは62E FLOPSを超えており、超並列計算と知能計算の協調、異種融合、誰もが利用できる持続可能なコンピューティングパワー供給体制が急速に形成されつつある。
(為替換算レート:1人民元=23円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/103331/)

