
出荷が2216%急増 Nexperia中国、12インチウエハーの新規生産能力が本格立ち上がり
8月24日夜、安世半導体(中国)有限公司(以下、Nexperia中国)は、公式WeChatアカウントを通じて、「Nexperia中国の12インチウエハーにおける新規生産能力が本格的に立ち上がった。24時間で全ネットワークの出荷量は17,919,236個に達し、前年同期比2216%増、前月比1108%増となった」と発表した。

注目されるのは、Nexperia中国の最高経営責任者(CEO)である張秋明氏が、8月23日に開催された「Nexperia中国新製品グローバル発表会」において、すでに同社の製品開発部門が全面的に回復したと明らかにしていた点だ。新製品の更新サイクルは6~12カ月に短縮され、すでに開発完了した製品と開発中の製品を合わせた型番数は1万件を超えたという。さらに同氏は、過去11カ月でNexperia中国が世界の1,000社超の顧客に対し、累計400億個超のチップを納入したことも明らかにした。
張氏は、膠着状態を打破するため、Nexperia中国が市場構造のローカル化に向けた戦略転換に着手したと説明した。照準をAIサーバー、スマートカー、太陽光発電、産業制御といった中核分野に定め、生産能力を高付加価値の車載グレード向けパワー半導体に重点配分したという。そのうえで、グローバルな車載品質基準と現地での迅速な対応力を組み合わせた「二軸の座標」を構築したとした。この突破戦略における最も中核的な武器が、先行して立ち上げた12インチのパワー半導体プラットフォームだとしている。
また張氏は、「欧州では既存工場が依然として6インチと8インチを主力としているが、Nexperia中国はこの段階を飛び越え、12インチプラットフォームの量産化を先行して実現した。これは単なるサイズ拡大ではなく、生産能力と品質の全面的な飛躍を意味する」と述べた。こうした背景の下、Nexperia中国の量産立ち上げ速度は、従来の海外拠点における12~16週間から4~6週間へと大幅に短縮され、納入効率は2倍以上に向上したとしている。
サプライチェーン面では、Nexperia中国は市場需要に対応するため、十分な在庫を確保したとしている。また、12インチウエハーは1枚当たりの生産量が6インチおよび8インチウエハーに比べて2.2~4倍に高まり、コスト競争力も大きく向上したという。
2025年9月にはNexperia半導体がオランダ側によって強制的に接収され、同年10月にはNexperia中国がウエハー供給の途絶に直面した。その後、2026年3月には12インチウエハーによるバイポーラ・ディスクリート製品の小規模量産を発表し、5月には独立した事業運営体制の構築をおおむね完了した。わずか200日余りで、Nexperia中国は「供給停止を受ける側」から自立再建へと転じ、中国国内サプライチェーンの完結を実現した格好だ。
(原文:https://www.icsmart.cn/140755/)

