
3月20日、市場調査機関のCounterpoint Researchが発表した最新の調査レポートによると、2025年に生成AI(GenAI)機能を搭載したスマートフォンの出荷台数が約4億台に達し、スマートフォン全体の出荷台数の約30%を占めると予測している。これは2024年の20%から大幅な増加を示している。
Counterpoint Researchは、技術の進化に伴い、チップ技術の進歩と軽量化された大規模言語モデル(LLMs)の普及により、スマートフォンメーカーがGenAI機能をフラッグシップモデルからミッドレンジモデルに拡大し、GenAIのスマートフォンへの導入を加速していると指摘している。ただし、現時点ではGenAIアプリケーションは消費者に強い関心を引き起こしておらず、スマートフォンメーカーはより実用的なAIアプリケーションのシナリオを模索し、ユーザーのスマートフォンアップグレード需要を促進しようとしている。

サムスン(Samsung )とアップル(Apple)は、ハイエンドスマートフォン市場でのリーダーシップと、アップルの「Apple Intelligence」やサムスンの「Galaxy AI」エコシステムのサポートにより、GenAI機能を搭載したスマートフォンの出荷台数を急速に伸ばし、市場を支配している。
一方、小米(Xiaomi)、OPPO、vivo、栄耀(Honor)などの中国スマートフォンブランドは、フラッグシップモデルにGenAI機能を導入しているが、GenAI機能をローエンドおよびミッドレンジモデルに導入するのは2026年から2027年になると見られている。これにより、GenAIスマートフォンの普及が進み、アップルとサムスンの市場シェアが圧迫される可能性がある。
Counterpoint Researchが公開したグラフによると、2024年にはサムスン(Samsung )とアップル(Apple)が世界のGenAIスマートフォン出荷台数の約75%を占めている(そのうちAppleが50%以上)。2025年には約68%に低下し、2028年には約58%まで減少すると予測されている。
さらに、Counterpoint Researchは、2025年に「AIエージェント(Agentic AI)」が業界の新たなキーワードになると予測している。既存のGenAIアシスタントと比較して、AIエージェントを搭載したスマートフォンは、より自律的なシーン認識と行動指向のAI体験を提供し、ハイエンドモデルの差別化競争の核心となるとしている。

