

2025年4月2日(中国・上海)――集積回路の設計を行うベリシリコン(VeriSilicon、芯原微電子)は、スマートビジョン向け次世代ソリューション「ISP9000シリーズ画像信号プロセッサ(ISP)IP」を発表した。柔軟なAI最適化アーキテクチャを採用し、優れた画質・低遅延マルチセンサー管理・AI深層統合を実現。スマートマシン・監視カメラ・AI PC等の応用に最適なソリューションを提供する。
AI強化画質処理
ISP9000は先進のAIノイズリダクション(AI NR)アルゴリズムを統合。マルチスケール2D/3Dノイズ抑制とYUV領域色度ノイズ抑制(CNR)を組み合わせた多領域ノイズ低減構造により、極低照度環境下でも詳細を保持しつつノイズを大幅削減できる。トリプル露光HDR処理とダイナミックレンジ圧縮機能を備え、20ビットパイプラインで高ダイナミックシーンの明暗ディテールを忠実再現。
高度な3A制御
自動露出(AE)・自動焦点(AF)・自動ホワイトバランス(AWB)を統合。最大25の関心領域(ROI)設定によりAI支援型物体検出・認識を実現。サードパーティ3Aライブラリ統合可能で、用途に応じたアルゴリズムカスタマイズが可能。
マルチセンサー管理
ハードウェア加速型マルチコンテキスト管理(MCM)とフレームスライス処理を採用。最大16個のセンサーを低遅延・低コストで安定制御。自社開発「VI200」ビデオインターフェースIPと連携し、主要MIPI Rxインターフェースとのシームレス接続を実現。
高性能処理能力
拡張可能なマルチコア設計により8K@30fpsおよび4K@120fpsの高性能処理をサポート。「FLEXA SBI」インターフェースでビデオエンコーダ・NPU・ディスプレイプロセッサと効率的に連携。最適化されたサブシステムソリューションを構築。
AI自動チューニング
「AcuityPercept AI自動ISPチューニングシステム」を新搭載。従来の人間視覚最適化から転換し、AI/NPU処理経路における物体認識性能を最大化。特定AIアルゴリズムと応用要件に適応する動的調整を実現。
ベリシリコンのチーフストラテジーオフィサー兼エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼IPビジネス・ユニットのゼネラル・マネージャーである戴偉進(ダイ・ウェイジン)氏は「AIデバイスとロボティクスの急成長で、次世代ISPにはマルチセンサー管理・高速コンテキスト切替・NPU連携最適化が必須」と指摘した。「ISP9000は主要顧客のフィードバックを反映し、AI深層統合により従来技術を超える低照度性能を実現した」と開発コンセプトを説明した。

