

2025年4月23日、聯発科技(MediaTek)は上海国際自動車工業展覧会において、「Dimensity Auto Cockpit C-X1」およびフラッグシップ・コネクティビティ・プラットフォーム「MT2739」を発表した。
会場では、MediaTekがエコシステムパートナーと連携し、先進的な生成AI技術とコックピットAIエージェント・アプリケーションを紹介したという。「Dual AIエンジン」とコックピット・ドライビング統合ソリューションにより、AI定義コックピット体験の全面的な進化を推進し、次世代スマートカーに先進AIとマルチメディア技術を導入し、業界をリードする包括的なソリューションを提供している。
MediaTek副社長の張豫台(ジャン・ユーター)氏は「自動車メーカーの現段階におけるキーワードは知能化であり、AIは自動車メーカーにとって、インテリジェントコックピットの差別化優位性を生み出すカギとなる。MediaTekのAI技術は、「Agentic AI」の急速な実用化を包括的に推進する。業界最先端の車載コンピューティングチップである「Dimensity・車載プラットフォーム」を基盤に、我々は拡張可能なハードウェアとソフトウェアのアーキテクチャ、完璧な開発システムのサポートを通じて自動車メーカーがAI技術からユーザー体験価値への転換を加速させる」とコメントしている。
「Dimensity Auto Cockpit C-X1」は先進的な3nmプロセスを採用し、CPUアーキテクチャ「Arm v9.2-A」をベースに「NVIDIA Blackwell GPU」とディープラーニング・アクセラレーターを統合した。また、「Dual AIエンジン」によるエラスティック・コンピューティング・アーキテクチャで、将来のインテリジェントコックピット需要に対応する強力なAI演算能力を提供する。「Dimensity Auto Cockpit C-X1」はクラウド・エッジアーキテクチャの整合性を活かしたエコシステムにより、マルチモーダル大規模言語モデル(MLLM)の車内配置を加速できる。低遅延エッジAI音声、旅程計画、ビデオ生成などの革新的な機能を業界に先駆けて実現している。

エンターテインメント分野では、「Dimensity Auto Cockpit C-X1」はNVIDIA RTX GPUのレイトレーシング技術を統合し、ゲームレンダリングに没入感あるビジュアルエフェクトを実現している。
「Dimensity Auto Cockpit C-X1」はNVIDIA DRIVE AGX ThorなどのAIプロセッサーと連携し、統合コンピューティング・プラットフォームソリューションを構成している 。「NVIDIA DRIVE AGX Thor」と「Dimensity Auto Cockpit C-X1」はともに「NVIDIA DriveOS」を実行し、柔軟なリソース共有とアプリケーションホスティングを可能にする。「NVIDIA DriveOS」を通じ、コックピットIVIと先進運転支援システムの効率的な統合を実現でき、自動車メーカーにソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)ソリューションを提供している。
さらにMediaTekは、Dimensityオートモーティブ・コネクティビティ・プラットフォーム「MT2739」を発表した。「MT2739」は5G-Advanced通信技術をサポートし、世界初の3GPP R17/R18準拠に加え、NB-NTNおよびNR-NTN衛星通信技術をサポートしている。

「MT2739」はSingle-RF・DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)技術を採用し、接続需要に応じて最適モード自動切換えを実現し、通信速度と接続安定性を大幅に向上させる。また、「MT2739」はAEC-Q100 Grade2車載規格に準拠し、サイバーセキュリティ基準を満たすとともに、革新的なソフトウェア開発ツールを提供し、クロスプラットフォームシームレス開発をサポートしている。
MediaTekは今後も技術の限界に挑み続け、高い演算能力、高度な知能化、効率的な開発サポートを提供しており、業界をリードするエコシステムパートナーや自動車メーカーとの緊密な連携を通じ、先進的な5GとAI技術をスマートカーイノベーションに深く融合させ、インテリジェントモビリティの新たな未来を共に切り拓く。

