

米のテックメディアWccftechの報道によると、中国GPUメーカーの砺算科技(Lisuantech)が開発した初の6nm GPU「G100」の最新ベンチマークスコアが公開された。そのGeekbench OpenCLベンチマークスコアは、NVIDIAのGeForce RTX 4060を上回り、NVIDIA最新のGeForce RTX 5060にわずかに及ばない結果を示しており、中国製GPUの大きな進歩を象徴している。
Geekbenchの測定データによると、Lisuantech G100は12GBのVRAMを搭載し、648個のCU(Compute Unit)、最大クロック周波数2000 MHzを有しているという。

AMD Ryzen 5 7600 CPUを搭載したプラットフォームで、テストされたLisuantech G100のGeekbench OpenCLスコアは111,290ポイントで、NVIDIA GeForce RTX 4060の101,028ポイントを上回った。さらに、G100がまだ小売市場に出回っていないため、GPUの性能はさらなる最適化と向上が期待されることを意味している。


ただし、以前GeekbenchでLisuantech G100のパラメータとOpenCLスコアが公開された際には、10年前のNVIDIA GTX 660 Tiの性能すら超えられないという誤報が流れた経緯があるため、今回のスコアの真偽についてはさらなる確認が必要だ。
注目に値するのは、この前、Lisuantechは7月26日にG100 GPUを正式リリースすると発表している点だ。中国国内初の独自アーキテクチャを採用した6nm GPUとして、その実際のパラメータと性能は期待されている。
以前Lisuantechが公式に発表した情報によると、G100は自社開発の「TrueGPU」アーキテクチャを採用している。これは、新世代の高性能グラフィックスレンダリングの需要と、AIアプリケーションの普及によるチップに求める新たな要件に対応するために設計された第一世代のGPU融合アーキテクチャで、業界初の高性能グラフィックスレンダリングと高性能AI推論能力を融合させたGPUアーキテクチャだという。一方、多くのGPUメーカーはImaginationのIPを基に開発を行っている。
LisuantechのTrueGPUアーキテクチャの革新性は、グラフィックスとAI能力を融合させただけでなく、高性能コンピューティングユニットとマルチタスク処理能力によりチップの効率的なパフォーマンスを確保している点にある。「Unified Shader + Tensor Engine」を中核演算ユニットとするTrueGPUアーキテクチャは、AIエコシステムへの高い互換性を実現でき、効率的なコンピューティング能力を提供できる。
Lisuantechは、グラフィックス性能の面において、TrueGPUアーキテクチャが高解像度・高フレームレートのAAA級のゲームシーンを容易に対応できるほか、プロフェッショナルなグラフィック・デザインソフトウェアがグラフィックス処理能力に求める厳しい要求も満たせると表示している。また、DirectX 12.2、Vulkan 1.3、OpenGL 4.6、OpenCL 3.0など、各種主要なグラフィックスおよびコンピューティングAPIをネイティブサポートしている。
(原文:https://www.icsmart.cn/94588/)

