

中国スマートフォン・IoT家電大手の小米集団(シャオミ)は8月19日、2025年第2四半期(4-6月期)の決算を発表した。四半期ベースで収入と純利益の両方が過去最高を更新し、収入は1160億元(約2兆3200億円)、前年同期比30.5%増となった。調整後の純利益は108億元(約2,160億円)で、前年同期比75.4%増加した。
事業別では、2025年第2四半期、シャオミの「スマートフォン×AIoT」事業の収入は947億元(約1兆8,940億円)で、前年同期比14.8%増加した。「スマートEV及びAIなどの新規事業」の収入は213億元(約4,260億円)で、いずれの事業収入も過去最高を記録した。
決算報告書によると、2025年第2四半期のシャオミのスマートフォン出荷台数は4,240万台で、前年同期比0.6%増加し、8四半期連続の前年同期比増加を継続した。Canalysのデータによると、2025年第2四半期、シャオミの世界のスマートフォン出荷台数は世界トップ3入りし、市場シェアは14.7%で、20四半期連続で世界トップ3を維持した。2025年第2四半期、シャオミ電気自動車(EV)の納車台数は8万1,302台で、四半期ベースで過去最高を更新した。
一方、シャオミのユーザーエコシステムは拡大を続けている。2025年6月時点の世界の月間アクティブユーザー数(MAU)は過去最高の7億3,120万人に達し、前年同期比8.2%増加した。2025年6月30日現在、シャオミのAIoTプラットフォームに接続されているIoTデバイス数(スマートフォン、タブレット、ノートPCを除く)は9億8,910万台に増加し、前年同期比20.3%増となった。
2025年第2四半期のシャオミの研究開発(R&D)費用は78億元(約1,560億円)で、前年同期比41.2%増加した。2025年6月30日現在、シャオミの研究開発要員数は過去最高の2万2641人に達した。
シャオミは新小売り戦略「シャオミ新零售」を着実に推進している。2025年第2四半期、中国本土における「小米之家(Xiaomi Store)」の純増店数は1700店を超え、総店舗数は1万7000店を超えた。海外地域における新規店舗数は約200店に達した。第三者調査機関のデータによると、2025年第2四半期における中国本土のスマートフォンオフライン販売チャネルでのシャオミの市場シェアは12.2%で、前年同期から1.8ポイント上昇した。
1.スマートフォン×AIoT
2025年第2四半期、シャオミの「スマートフォン×AIoT」事業セグメントの収入は947億元(約1兆8,940億円)で、前年同期比14.8%増加した。「スマートフォン×AIoT」セグメントの粗利益率は21.6%で、前年同期比0.5ポイント上昇した。
i. スマートフォン
2025年第2四半期、シャオミのスマートフォン事業の収入は455億元(約9,100億円)、粗利益率は11.5%だった。世界のスマートフォン出荷台数は4240万台で、前年同期比0.6%増加した。Canalysのデータによると、2025年第2四半期、シャオミの世界のスマートフォン出荷台数は世界トップ3入りし、市場シェアは14.7%。東南アジア地域での出荷台数が第1位に浮上し、市場シェアは前年同期比1.6ポイント増の18.9%、欧州地域では第2位に浮上し、市場シェアは前年同期比3.4ポイント増の23.4%となった。中東及びラテンアメリカでは堅調に第2位を維持し、市場シェアはそれぞれ18.7%、19.6%だった。アフリカでは第3位で、市場シェアは前年同期比2.7ポイント増の14.4%だ。2025年第2四半期、シャオミのスマートフォン出荷台数は世界60の国と地域でトップ3入りし、世界69の国と地域でトップ5入りした。
ii. IoTと生活消費財
2025年第2四半期、シャオミのIoTと生活消費財事業の収入は過去最高の387億元(約7,740億円)を記録し、前年同期比44.7%増加、粗利益率は22.5%で前年同期比2.8ポイント上昇した。2025年6月30日まで、シャオミのAIoTプラットフォームに接続されているIoTデバイス数(スマートフォン、タブレット、ノートPCを除く)は9億8,910万台に増加し、前年同期比20.3%増となった。シャオミのAIoTプラットフォームに5台以上のデバイスを接続しているユーザー数(スマートフォン、タブレット、ノートPCを除く)は2050万人に達し、前年同期比26.8%増加した。
2025年6月時点で、「米家APP」の月間アクティブユーザー数は前年同期比16.8%増の1億1310万人に、AIアシスタント「小愛同学」の月間アクティブユーザー数は前年同期比16.4%増の1億5320万人に達した。
2025年第2四半期、シャオミのスマート大型家電の収入は過去最高を記録し、前年同期比66.2%増加した。その中、エアコン製品の出荷台数は540万台超で過去最高、前年同期比60%超の成長率を記録した。冷蔵庫製品の出荷台数は79万台超で前年同期比25%超、洗濯機製品の出荷台数は60万台超で前年同期比45%超の成長となった。
シャオミはタブレット製品のラインアップを拡充し続けている。Canalysのデータによると、2025年第2四半期のシャオミのタブレットの世界出荷台数は前年同期比42.3%増加し、世界トップ5メーカー中最速の成長率を維持した。
また、Canalysのデータによると、2025年第2四半期、シャオミのウェアラブルリストバンドの世界出荷台数は第1位、中国本土の出荷台数は第2位だった。シャオミのTWSイヤホンの世界出荷台数は第2位、中国本土の出荷台数は第1位だった。2025年6月、シャオミは洗練されたファッショナブルな小型文字盤の「Xiaomi Watch S4 41mm」、次世代スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、装着快適性と高音質を両立した「Xiaomi 開放式イヤホンPro」など、複数の新しいウェアラブルデバイスを発表した。
2.インターネットサービス
2025年第2四半期、シャオミのインターネットサービス事業の収入は91億元(約1,820億円)で、前年同期比10.1%増加し、同事業の粗利益率は75.4%。
シャオミのインターネットユーザー規模は拡大を続け、世界および中国本土の月間アクティブユーザー数は過去最高を更新した。2025年6月時点の世界の月間アクティブユーザー数は7億3120万人で、前年同期比8.2%増加した。このうち、中国本土の月間アクティブユーザー数は1億8480万人で、前年同期比12.4%増加した。2025年6月時点のスマートTVの世界月間アクティブユーザー数は7380万人で、前年同期比7.3%増加した。
2025年第2四半期、シャオミの広告事業収入は68億元(約1,360億円)で、前年同期比14.6%増加した。今四半期のゲーム事業収入は11億元(約220億円)で、前年同期比5.1%増加した。
2025年第2四半期、シャオミの海外インターネットサービス収入は30億元(約600億円)で、前年同期比12.6%増加した。海外インターネット収入が全体のインターネット収入に占める割合は32.9%で、過去最高を記録した。
3.スマートEV及びAIなどの新規事業
2025年第2四半期、シャオミの「スマートEV及びAIなどの新規事業」セグメントの収入は213億元(約4,260億円)だった。このうち、スマートEV事業の収入は206億元(約4,120億円)、その他関連事業の収入は6億元(約120億円)。今四半期の同セグメントの粗利益率は26.4%。2025年第2四半期、シャオミの「スマートEV及びAIなどの新規事業」セグメントの営業損失は3億元(約60億円)だった。2025年下半期には自動車事業の黒字化が期待されている。
2025年第2四半期、シャオミの新型車納車台数は8万1302台に達した。2025年6月、シャオミ初のSUV製品「Xiaomi YU7」シリーズが正式発表され、「豪華高性能SUV」として位置づけられ、3つのグレード「Xiaomi YU7」、「Xiaomi YU7 Pro」、「Xiaomi YU7 Max」が設定され、希望小売価格はそれぞれ25万3500元(約507万円)、27万9900元(約559万8000円)、32万9900元(約659万8000円)からとなった。Xiaomi YU7シリーズは発売開始18時間での確定注文台数は24万台を突破した。
シャオミは販売サービスネットワークの構築を継続している。2025年6月30日まで、シャオミは中国本土92都市で計335店舗の自動車販売店を開業している。
一方、今年4月には、シャオミのXiaomi SU7 Ultra」プロトタイプ車がニュルブルクリンク北コース(ニュルブルク)に再挑戦し、プロトタイプ車のラップタイム記録を再更新、6分22秒091の好記録でニュルブルクリンクラップタイム総合ランキング世界第3位となった。同時期に、シャオミの「Xiaomi SU7 Ultra」量産車もニュルブルクリンク北コース「に挑戦し、7分04秒957の記録でニュルブルクリンク最速の量産電気自動車(EV)となった。
(為替換算レート:1人民元=20円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/95444/)

