
8月27日、市場調査機関Counterpoint Researchの最新予測レポートによると、2030年の世界半導体産業の売上高は1兆2280億ドル(約180兆8,500億円)に達し、2024年からほぼ2倍に成長する見込みだ。これは主に、エージェントAI(Agentic AI)と物理AI(Physical AI)の進展によるものとされている。
Counterpointは、市場需要がテキストベースの基本的な応用から、より豊かでマルチモーダル、かつテキスト、画像、音声、ビデオを融合した生成AIへと移行するにつれ、インフラ展開がトークン消費の増加を牽引していると指摘した。さらに物理AIの出現により、ヒューマノイドロボット、産業用ロボット、車両などのエージェント化が進み、これらがクラウド及びエッジコンピューティング能力、メモリ、ネットワーク能力に対する膨大な需要を生み出し、半導体の消費も持続的に成長し続けるとしている。
現在、人工知能の価値の大部分は半導体分野に集中しており、GPU(グラフィックスプロセッシングユニット)や専用AIアクセラレータから、HBM(高帯域幅メモリ)や光インターコネクションまで、半導体はAIの支柱と言える。それはクラウドプラットフォーム、モデル、フレームワークからアプリケーションまでを支えている。
Counterpoint Researchのデータによると、2024年の世界半導体市場の売上高は6,560億ドル(約98兆6,000億円)で、この内サーバー関連半導体の売上は1,720億ドル(約25兆3,300億円)のスマートフォン関連半導体に次ぐ1,530億ドル(約22兆5,300億円)、自動車半導体市場規模は480億ドル(約7兆600億円)、PC半導体の売上高は690億ドル(約10兆1,600億円)だった。2030年には、世界半導体市場の売上高は1兆2,280億ドル(約180兆8,500億円)に達し、サーバー関連半導体の売上は4630億米ドルに、スマートフォン関連半導体の売上は2590億米ドルに、自動車半導体の売上は106億ドル(約1兆5,600億円)、PC半導体の売上は1,040億米ドルにそれぞれ成長すると見込まれている。

Counterpointは、2024年のAI市場は主にハードウェアが牽引しており、直接収入の約80%がインフラとエッジコンピューティングの半導体に由来していると指摘した。ただし、この状況は変わりつつあり、AIトークン主導の新たな段階へと移行している。これは過去10年間のモバイルアプリケーションの成長に似たサービスエコシステムを生み出し、半導体市場の持続的な繁栄をさらに牽引するという。
(為替換算レート:1ドル=147円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/95729/)

