

8月28日夜、北方華創(Naura)が発表した業績報告によると、2025年上半期の営業収入は161億4200万元(約3228億4000万円)、前年同期比29.51%増で、親会社株主に帰属する当期純利益は32億800万元(約641億6000万円)、前年同期比14.97%増となった。また、非経常的な利益を除いた当期純利益は31億8000万元(約636億円)前年同期比20.17%増で、1株当たりの純利益(EPS)は4.45元(約89円)、前年同期比は14.23%増だった。

同社は上半期の業績拡大について、受注増加に伴い販売量が増加したことが主要因と表明した。
ただし、上半期の営業活動によるキャッシュフローは純額でー31.91億元(約ー638.2億円)となり、前年同期の-3.14億元(約-62.8億円)から917.34%大幅に減少した。これは主に受注と研究開発(R&D)投資の拡大によるものだ。同時に、M&A支出の増加もあり、投資活動によるキャッシュフローは前年同期比252.21%減のー23.98億元(約479.6億円)となった。
高い研究開発投資でプロセス対応範囲を拡大
Naura社は高い研究開発投資と特許出願で技術的優位性を強化している。2025年上半期の研究開発投資は29億1500万元(約583億円)、前年同期比30.01%増に達している。また、特許出願累計は9900件以上、特許認可累計は5700件以上で、中国国内集成电路(集積回路)装置企業でトップを維持した。
同社は縦型炉と物理気相成長(PVD)装置の2つで、それぞれ1000台目の納入というマイルストンを達成した。以前に同目標を達成したエッチング装置に続き、主力装置製品3種類の累積出荷台数が1000台を突破した。同時に、イオン注入装置、めっき装置、12インチ先進低压化学気相シリコン堆積縦型炉装置、多枚式8インチSiC(炭化ケイ素)エピタキシー装置、GaN(窒化ガリウム)/GaAs(ヒ化ガリウム)MOCVD(有機金属気相成長法)エピタキシー装置などの新製品を相次いで発表した。プロセス対応範囲と市場占有率がともに上昇し、製品ラインアップの完成度と競争力が大幅に強化された。これにより、中国国内半導体装置産業に新たな活力が注入され、産業の技術進歩と発展が促進され、中国半導体産業の世界競争力向上に貢献している。
31億元で芯源微(Kingsemi )を買収
Naura社は業績拡大と並行し、上半期には同業の芯源微 (Kingsemi Co.,Ltd.)を大型買収した。
2025年6月23日、Naura社は31億3500万元(約627億円)の現金で、2回にわたる協議譲受方式により、沈陽芯源微電子設備(Kingsemi)の株式買収を完了した。合計3596万4665株を取得し、Kingsemi社の発行済み総株式の17.87%を占め、同社の筆頭株主となった。同時に、Naura社は4人の非独立取締役と1人の独立取締役を指名し、Kingsemi社の取締役会および非独立取締役のいずれでも過半数を占め、同社の支配株主となり実質的な支配権を取得した。
事業面では、Kingsemi社の持つコーター・現像装置分野の技術力が、Naura社のエッチング装置や薄膜堆積装置などと相補関係にあり、理論的には顧客に対しより完全なプロセスソリューションを提供できる。買収後の統合効果が今後のカギとなる。
Naura社は今回のKingsemi社の支配権取得について、双方のシナジー効果発揮に有利と説明した。一方で、両社は協力により異なる装置のプロセス統合を推進し、連携して顧客に完全かつ効率的な集積回路装置ソリューションを提供する可能だ。他方で、研究開発、サプライチェーン、顧客リソースなどで協力を強化し、共同で企業競争力と株主リターン能力を高められるとしている。
(為替換算レート:1人民元=20円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/95808/)

