

RISC-Vオープン・スタンダード命令セット・アーキテクチャ(ISA)は、2014年8月の発表以来、長い道のりを歩んできた。 RISC-Vアーキテクチャをベースにしたチップは10億個以上出荷され、2030年には160億個に達すると予想されている。
11月8日、現在開催中のRISC-VSummitにおいて、RISC-VInternationalのCEOであるCalistaRedmond(カリスタ?レドモンド)氏は、SHDGroupのデータを引用し、RISC-Vの採用が今後数年間で年平均成長率(CAGR)40%で成長すると予測するスライドを発表した。その結果、2030年までにRISC-V命令セット・アーキテクチャは160億のシステム・オン・チップで使用されることになり、これはこれまでの約10億から16倍という大幅な増加である。

レドモンド氏は、「我々はすでに世界中で何十億ものコアを搭載しており、RISC-Vを搭載していない新しい設計を見つけるのは難しいと指摘するアナリストさえいる。RISC-Vは、現代における最も深遠な技術革命である」と述べた。
RISC-Vは現在、マイクロコントローラーに広く使われている。例えばクアルコムは、モバイル・システムオンチップのマイコンにRISC-Vを採用している。しかし、この技術は急速に拡大しており、その結果、メタ、インテル、テンストレント、ヴェンタナといった企業が、AIや高性能コンピューティング向けにRISC-Vベースのソリューションを開発している。やがて、このテクノロジーは、イマジネーションとヴェナタの共同開発による新生GPUなど、GPUにさらに広がっていくという。
海外メディアTomshardwareによると、米チップ・スタートアップのベンタナ・マイクロシステムズは、グラフィックス技術ベンダーのイマジネーション・テクノロジーズと提携し、RISC-VベースのCPU-GPUプラットフォームを構築すると発表した。
さらに、RISC-VベースのプロセッサーがArmやx86アーキテクチャーのものと競争するためには、RISC-Vはより強固なソフトウェアとハードウェアのエコシステムを必要とする。現在、RISC-Vは世界中の4,000社以上のソフトウェア開発会社によってサポートされており、業界にはソフトウェアおよびハードウェア設計者向けの開発ボードが多数存在している。

