

このほど、浙江老鷹半導体技術有限公司(Zhejiang ZJeagles comsemi Technology Co.,Ltd)は、B+ラウンドの資金調達が無事完了したことを発表した。今回の資金調達は、中信金石と国新基金の2大機関が筆頭引受手となり、安芯投資、深創投、浙江省科創母基金三期、国科嘉和、臨港数科、曦晨資本など多数のヘッドライン機関が参加。既存投資家である上汽金控(上汽グループ戦略直投基金)、恒旭資本、諾瓦星雲、拔萃資本、鼎青投資も引き続き追加投資を行った。
単独ラウンドでの調達額が70億元(約140億円)を超えた今回の資金調達は、中国国内のVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)分野におけるスタートアップ企業としては史上最高額を記録した。業界関係者によれば、この資金調達は、フォトニックチップとAI計算需要の爆発的増加が高速光相互接続分野に火をつけるという認識が資本市場で形成されていることを示すと同時に、同分野におけるZJeagles社の希少価値を浮き彫りにした。
ZJeagles社の創業者である邊迪斐氏は取材に対し、「米国の孤立主義と貿易保護主義的な措置は実質的にグローバル化の時代に終止符を打ち、AIは中米の戦略的対抗における主戦場となった。米中のテクノロジー大手はいずれも『チップ―クラウド―モデル』という計算力エコシステムの閉環化に着手している。従来型チップが物理的限界に直面する中、フォトニクス技術が、超高帯域幅、超低消費電力での相互接続と計算を実現する唯一の次世代ソリューションとなっている」と語った。
公開情報によると、ZJeagles社は2018年4月に設立され、登録資本金は3500万元(約7億円)。AIインテリジェント計算センター、車載レーダー、高度なインテリジェントロボット向けに、高速伝送と智能感知の中核となるチップ、デバイス、応用ソリューションを提供する、光相互接続VCSELチップのリーディングカンパニーである(IDMビジネスモデルを採用)。本社は浙江諸暨に置き、シンガポール、北米、深セン、武漢、北京などにも支社を設立する計画だ。
同社の創業チームは全員が産業界出身であり、中核技術チームは世界のVCSEL産業をリードする専門家と経験豊富なエンジニアによって率いられている。中核となる経営チームは、中国国内のもと光電子上場企業の中核創業チームによるセカンドベンチャーであり、全従業員に占める研究開発要員の割合は50%を超え、強い研究開発力、高度な製造技術、優れた経営能力の三つを兼ね備えている。
ZJeagles社の研究開発チームは5年間浙江省で研究を重ね、高速、多接合、偏波、二次元アドレス可能、フリップチップの五大中核技術を同時に有する、世界で唯一の最高水準のVCSELオリジナル技術プラットフォームを構築。完全なVCSEL製品ラインを推出し、中国企業として世界のVCSELの最先端に立ち、国際的な大手企業と肩を並べて走っている。同時に、製品の世代交代能力とサプライチェーンの安全を確保するため、同社は多大な人的・物的資源を投入してIDMモデルの完全な構築に成功。6インチ高品位VCSELチップの全工程における量産能力を有する、中国で唯一のスマートウェハ工場を建設した。

2019年には、VCSEL生産ラインがフル稼働時3000kkの生産量を達成し、量産供給を開始した。2020年にはフルスペクトルパッケージ・テストの供給企業となり、化合物半導体チップ350億個/年の測定選別能力を獲得した。2021年から2022年にかけては、データ通信、レーザーレーダー、3Dセンシングの三大チップシリーズを量産出荷。2022年には「100G VCSEL国家重点研究開発計画」の企業に選ばれ、2024年にはいち早く単波長100G VCSELチップの量産供給を実現。同技術を突破した中国国内初の企業となり、米国企業による長年の独占に終止符を打った。

2025年、ZJeagles社は単波長200Gチップの研究開発スピードが加速し、中国国内トップの座を維持、国際的な大手メーカーとの正式な「並走」を実現した。さらに、ZJeagles社は浙江大学杭州国際科創中心と共同で「知能光子創新研究院」の設立を進め、世界中の研究開発および産業リソースをさらに結集し、次世代高密度光相互接続技術の産業革新に取り組んでいる。
(為替換算レート:1人民元=20円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/97802/)

