

11月13日夕方、中国国内半導体受託製造大手である「中芯国際(SMIC)」が2025年第3四半期決算を発表した。第3四半期の総営業収入は171.62億元(約3,432.4億円)で、前四半期比6.9%増、前年同期比9.9%増となり、四半期売上高として過去最高を記録した。親会社株主に帰属する当期純利益は15.17億元(約303.4億円)で、前年同期比43.1%増、前四半期比60.64%増となった。粗利率は25.5%で、前四半期比4.8ポイント上昇した。決算報告書によれば、利益増加の主な原因はウエハー販売数量の前年同期比増加及び製品ポートフォリオの変化によるものだ。

以前、SMICは今年第3四半期の収入のガイダンスを前四半期比5%-7%増、粗利率のガイダンスを18%-20%を発表していた。最終結果を見ると、SMICの第3四半期の売上高はガイダンスの前四半期比5%-7%増の中間値を上回り、利益率もガイダンスの上限を超えた。
今年の第1~第3四半期累計では、SMICの売上高は495.1億元(約9,902億円)で、前年同期比18.2%増となり、親会社株主に帰属する当期純利益は38.18億元(約763.6億円)(前年同期比41.1%増)となった。
米ドル建てで見ると、SMICの第3四半期の売上高は前四半期比7.8%増の23.818億ドル(約3,683億円)で、粗利率は前四半期比1.6ポイント増の22.0%となった。第1~第3四半期累計の売上高は68.38億ドル(約1.05兆円)で、前年同期比17.4%増となり、粗利率は21.6%で、前年同期比5.3ポイント上昇した。
売上高の地域別内訳では、SMICの第3四半期における中国地域からの売上高の割合は86.2%、米国地域は10.8%、ユーラシア地域は3%だった。

ウエハーサイズ別では、SMICの第3四半期における12インチウエハーの販売割合は、前四半期の76.1%から77%に拡大した。

ウエハーの応用分野別の売上高内訳では、SMICの第3四半期におけるスマートフォン分野からの売上高の割合は21.5%で四半期ごとに低下する傾向にあり、コンピューターとタブレットは15.2%、コンシューマーエレクトロニクスが依然として最大の収入源で43.4%、インターネット関連とウェアラブルは8%、産業・自動車分野は11.9%と継続的な成長を示した。。

生産能力と出荷量の面では、8インチ標準ロジック換算で、SMICの第3四半期の月間生産能力は102.28万枚に達し、100万枚の大台を突破した。販売ウエハー数量は約249.95万枚(8インチ換算)に増加し、月間生産能力は約102.28万枚に増加した。設備稼働率は95.8%となり、前四半期比3.3ポイントに上昇した。

決算報告書はまた、SMICの研究開発投資及び設備投資支出が急速に増加していることを示している。報告期間中、SMICの研究開発投資は14.47億元(約289.4億円)で、前年同期比13.6%増に達し、設備投資支出は170.65億元(約3,413億円)で、前四半期比25.98%増となった。
第4四半期については、SMICは売上高が前四半期比横ばいから2%増、粗利率は18%から20%の範囲と見込んでおり、売上高成長率と粗利率は第3四半期より低下すると予想されている。
(為替換算レート:1人民元=20円で計算)
(為替換算レート:1ドル=155円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/98584/)

