
2030年、生成AIの世界消費支出は7000億米ドルに到達へ
市場調査会社Counterpoint Researchが12月29日に発表した最新レポート「Global AI Consumer Spends Forecast, 2024–2030」によると、生成AI(生成人工知能)は世界の技術産業の構図を急速に塗り替えており、世界の生成AIに対する消費支出は急速に拡大、2030年までに7000億米ドル(約109兆2,000億円)に迫ると予測されている。

同レポートはさらに、世界の生成AI対応スマートフォン(AIスマホ)の出荷台数が2023年から2030年の期間に年平均成長率(CAGR)26%で増加し、関連収益はCAGR 16%で拡大すると予測している。対照的に、消費者のAIソフトウェア市場はより巨大な成長ポテンシャルを秘めている。ユーザー採用率の急速な上昇に伴い、AIチャットボットプラットフォームの月間アクティブユーザー数は今後数年間で約50億人新規増加すると見込まれ、AIソフトウェア支出全体を押し上げる主要因となる。
Counterpoint Researchのリサーチディレクター、Marc Einstein氏は次のように指摘する。「今後数年間、AIハードウェア支出は依然として堅調に推移するだろう。しかし、最終的に成功し持続可能なAIエコシステムを構築できるかどうかは、依然としてソフトウェア支出の成長にかかっている。我々はAIソフトウェア市場が今後5年間で大幅に拡大すると予想しているが、短期的には明らかな勝者と敗者が生じることは避けられない」
競争環境について、レポートではOpenAIが引き続き最大のユーザーベースを維持すると予想している。同時に、GoogleとMicrosoftの月間アクティブユーザー成長速度が最も顕著になる見込みだ。また、チャットボット以外のAIアプリケーション、例えばAI画像生成ツール、AIコンパニオンアプリ、AI写真編集ソフトなども、大きな成長ポテンシャルを有すると見られている。
さらに、生成AIは急速に高付加価値機能から一般市場における標準装備へと移行しつつある。ハイエンドスマートフォンは2030年以前も主要な収益源であり続けると見込まれるものの、出荷台数成長の原動力は次第にミッドレンジデバイスにシフトしており、AI機能の普及が加速していることを示している。一方で、AI PC、XRデバイス、AIネイティブデバイスなどの新形態製品は、現在市場規模は小さいものの、次の成長フロンティアと見なされ、AIスマホ以外のAIハードウェアエコシステムを徐々に拡大していくと考えられる。
(為替換算レート:1米ドル=156円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/100290/)

