
2025年世界のPC市場:レノボが25.4%のシェアで世界首位を維持

1月13日-市場調査機関Omdiaの最新調査では、2025年第4四半期の世界PC市場(デスクトップ、ノートPC、ワークステーションを含む)の総出荷台数は10.1%増の7500万台に達した。これにより2025年通年のPC出荷台数は2億7950万台となり、前年比9.2%増となった。
このうち、ノートパソコン(モバイルワークステーションを含む)の2025年第4四半期出荷台数は5860万台、2025年通年出荷台数は前年比8%増の2億2040万台となった。デスクトップ(デスクトップワークステーションを含む)の第4四半期出荷台数は1620万台、2025年通年出荷台数は前年比14.4%増の5900万台を記録した。
具体的なブランドメーカーの動向を見ると、2025年第4四半期のPC市場において、レノボは1931.3万台(前年同期比14.4%増)の出荷台数と25.8%の市場シェアで世界首位となった。これに続く上位5社は、HP(20.6%)、デル(16.7%)、アップル(9.4%)、ASUS(7.1%)であった。出荷台数の前年比伸び率では、デルが26%で首位となり、アップルは1.9%と最も低かった。

2025年通年のPC市場では、レノボが7085.1万台(前年比14.6%増)、25.4%のシェアで引き続き世界首位を維持した。これに続く上位5社は、HP(20.6%)、デル(15.0%)、アップル(9.9%)、ASUS(7.2%)であった。出荷台数の前年比伸び率では、アップルが16.4%で首位となり、デルの伸び率が7.2%と最も低かった。

2025年のPC市場全体は好調な推移を見せたものの、DRAMとNANDフラッシュの供給逼迫による価格上昇圧力が2025年半ばから顕在化した。同年12月にはPCメーカーが最終製品価格の値上げを示唆し始め、十分なメモリチップ供給が確保できない状況が相まって、2026年の出荷量見通しは既に抑制されている。
Omdiaの主任アナリストであるベン・イェ(Ben Yeh)氏は「 2025年第1四半期から第4四半期にかけて、主流PC用DRAMのコストは40%から70%上昇し、最終的にコスト増が消費者に転嫁された。2026年の供給逼迫を踏まえ、業界は利益確保のためハイエンド製品の開発に注力し、ミドル・ローエンド構成を削減している」と述べた。

また、イェ氏はさらに「2026年は、デバイス更新需要が完全には緩和されないため、供給側の圧力がより顕著になり、供給は需要を完全に満たせないだろう。実際の出荷量は、サプライヤーのメモリ・ストレージ調達能力と交渉力に左右される。規模に加え、過去の業績とサプライヤーとの信頼関係が、この複雑な時期を乗り切れるかどうかの鍵となるだろう。」と付け加えた。
Omdiaが2025年11月にB2Bチャネルパートナーを対象に実施した調査では、「2026年のPC事業の業績を2025年と比較してどう予測するか」との質問に対し、57%の回答者が2026年の成長を予測。これは健全な需要環境が、供給を最も効果的に管理できるベンダーに強力な機会をもたらすことを示唆している。
(原文:https://www.icsmart.cn/100763/)

