中国ロボット企業/地瓜機器人(D-Robotics):累計調達額3.7億ドル超

2026-04-09エレクトロニクス全般業界動向AI中国国産化

0409-2.jpg



2026年4月8日、地瓜機器人(D-Robotics)は1.5億ドル(約237億円)のシリーズB2ラウンド資金調達完了を発表した。これによりシリーズB累計調達額は2.7億ドル(約426億円)に達した。2025年5月に完了したシリーズAの1億ドル(約158億円)を加えると、同社が公表した調達総額は3.7億ドル(約584億円)を超えたことになる。



1.5億ドルを調達、累計調達額は3.7億ドル超に



D-Roboticsの前身は地平線機器人(Horizon Robotics)のAIoT事業部門である。2020年に現CEOの王叢(ワン・イェン)氏が事業を引き継ぎ、2022年に「ロボット事業部」へ改称、2024年1月に正式に分社化され独立運営を開始した。



「地瓜機器人(D-Robotics)」という社名には「地平線に実った瓜」という意味が込められており、「あらゆる環境下で成長し、ロボティクス業界のユーザーに滋養をもたらす」という期待が託されている。



王叢氏はかつて、「PC時代にはWindows+Intelが存在した。ロボット時代にも、優れたチップ企業とOS企業が必ず登場する」と語っている。そのためD-Roboticsは創業当初からロボット本体の製造には乗り出さず、「ロボット向けソフトウェア・ハードウェア共通基盤プロバイダー」を志向してきた。すなわち、ロボット本体を手がけるあらゆる企業に対し、チップ、開発プラットフォーム、OSを提供する立場である。



同社は特定のロボット形態がブレイクするかどうかに賭けるのではなく、どの形態が成功しようとも、その基盤となる計算プラットフォーム、開発ツールチェーン、OSが必ず必要になるという点に賭けているのだ。このアプローチは、エヌビディア(NVIDIA)がロボティクス分野で展開する戦略と類似しており、計算能力とツールチェーンを軸としたロボット開発プラットフォームを構築し、産業インフラの提供者となることを目指している。



今回のシリーズB2ラウンドにおける投資家陣容は極めて豪華だ。戦略投資家としては、某小売テクノロジー・サプライチェーン大手、Prosperity7ベンチャーファンド、遠景科技集団(Envision Group)が名を連ねる。財務投資家としては、慕華科創、雲鋒基金(Yunfeng Capital)、華控基金(T-Capital)、LOOK CAPITAL、凱聯資本(Capitallink)が参加。さらに既存投資家である高瓴創投(GL Ventures)、和暄資本(Hermitage Capital)、線性資本(Linear Capital)、黄浦江資本(Huangpu River Capital)、滴滴(DiDi)、五源資本(5Y Capital)、初心資本(Monad Ventures)、梅花創投(Plum Ventures)、テマセク傘下のVertex Growthも継続して追加投資を行った。



このうちProsperity7ベンチャーファンドは、総合エネルギー・化学分野の世界的巨大企業サウジアラムコのベンチャーキャピタル部門であるアラムコ・ベンチャーズ傘下のファンドである。Prosperity7のエグゼクティブ・マネージング・ディレクターであるRaed Twaily氏は次のように述べている。「ロボティクス産業は全く新たな発展段階へと突入しており、統一的で信頼性が高く、かつスケール可能なインフラストラクチャーに対する需要がかつてないほど高まっている。D-Roboticsはこの分野において独自の優位性を有しており、産業の進化を牽引するキープレイヤーとなりつつある。同社のオープンなエコシステム戦略、明確かつ先見性のある製品ロードマップ、そして揺るぎない長期戦略は、次世代インテリジェントロボットのグローバルな応用展開をさらに加速させるだろう。同社は経験豊富な経営陣によって率いられており、彼らと共に業界の未来図を描けることを大いに期待している。」



D-Roboticsは、今回調達した資金を主にグローバル事業展開、開発者エコシステム構築、およびソフトウェアとハードウェアの連携体制強化に充当する方針を示した。



特筆すべきは、今回のB2ラウンドがB1ラウンド発表からわずか20日余りで実施された点だ。3月16日、D-Roboticsは1.2億ドル(約189億円)のシリーズB1ラウンド完了を発表したばかりであり、その際には滴滴、美団龍珠(Meituan Dragon Ball)、北汽産投(BAIC Capital)、芯聯資本(Xinlian Capital)といった産業資本が集中的に参加していた。それから1ヶ月も経たずに1.5億ドルを追加調達したことになり、資金調達ペースは明確に加速している。



ロボティクス分野全体への投資意欲が二極化する傾向にある中で、D-Roboticsが連続して大型調達に成功していることは、資本市場が「具身知能(Embodied AI)の基盤技術」に対し継続的に高い期待を寄せている証左と言える。



2025年の出荷台数は180%増、顧客数は200%増、開発者数は10万人突破



現在、D-Roboticsの中核製品には、旭日® Xシリーズ・インテリジェントコンピューティングチップ、Sシリーズ具身知能チップ、そしてRDK®ロボット開発者キットが含まれる。これらにより5 TOPSから560 TOPSまでの多階層にわたる計算プラットフォームを提供し、人型ロボット、車輪脚式ロボット、四足歩行ロボットドッグ、サービス・コミュニケーションロボット、物流用AMR、ロボット掃除機など、100種類を超えるロボット形態に対応している。



具体的には、民生用ロボット市場において、旭日3(X3)と旭日5(X5)は既に大規模量産段階に入っている。2024年までの旭日シリーズ累計出荷数は500万個を突破し、顧客には科沃斯(ECOVACS)、雲鯨(Narwal)、影石Insta360などの著名企業が名を連ねている。



人型ロボット市場に向けては、2025年11月にS600を発表した。そのINT8ピーク性能は560 TOPSに達し、傅利葉(Fourier)、加速進化(Booster Robotics)、自変数機器人(X Square)、星動紀元(Robot Era)、逐際動力(LimX Dynamics)、広汽集団(GAC Group)といった業界トップ企業が、世界初の戦略顧客として既に採用を決定している。



D-Roboticsが開示したデータによると、2025年の業績は目覚ましいものがあった。通期の出荷台数は前年比180%増、顧客数は同200%増、全世界の開発者数は10万人を突破し同100%増となった。開発者のカバー地域はアジア太平洋、欧州、北米など20以上の国と地域に及ぶ。製品は現在までに発表された100種類以上のロボットをカバーしている。



今年末には、旭日7(X7)を含む3種類の新型チップを発表する予定である。これらは中国国内最先端の製造プロセスを採用し、業界フラッグシップ級の性能を目指している。



ソフトウェアとハードウェアの一体化、地平線(Horizon Robotics)との戦略的連携



具身知能ロボットにとって、中核となるチップに加えてソフトウェアも極めて重要な要素だ。この点において、D-RoboticsとHorizon Roboticsは技術面での同源性と戦略面での連携を一貫して維持している。



2025年11月、Horizon Roboticsは二大具身知能オープンソースモデル——具身知能小脳基盤モデル「HoloMotion」と具身知能大脳基盤モデル「HoloBrain」を発表した。2026年2月には、さらに「HoloBrain-0」基盤モデルおよびフレームワークの完全オープンソース化を発表している。



D-Roboticsの具身知能ロボット向け高性能開発プラットフォーム「RDK S600」は、Horizon Roboticsの「HoloMotion」および「HoloBrain」とネイティブレベルで適合し、高度な最適化が施されている。これにより「単一の頭脳で複数の形態を制御する」ことを可能とし、異なる形態や用途シナリオを持つロボット製品への幅広い対応を実現している。



さらにD-Roboticsが立ち上げた革新的企業向けアクセラレーションプログラム「地心引力」は、既に500を超える中小イノベーションチームを支援し、そのうち200以上のチームがヒット商品の市場投入に成功している。またD-Roboticsは、ソフトウェア・ハードウェアおよびソリューション提供に関わる60社以上の産業エコシステムパートナーと連携し、完全一体型のソリューションを共同で構築している。



今後、D-RoboticsとHorizon Roboticsの両社は、「大規模計算能力+大規模モデル」を軸とした体系的なイノベーションを深化させ、アーキテクチャレベルから計算能力とモデルの双方向最適化および効率向上を推進していく方針だ。





(為替換算レート:1米ドル=158円で計算)

(原文:https://www.icsmart.cn/103524/)

[注] 新闻内容由AI翻译生成,如有表述不尽完善之处,敬请谅解!
Please note: This news article was translated by AI. We apologize for any imperfections in the translation.
前の記事:
中国メモリ半導体・HBM・計算力・DeepSeek・データセンター関連銘柄、1~3月期純利益が最大87倍超に急増見通し
次の記事:
AIブームが続く中、先端パッケージング装置への需要が拡大