
ファーウェイ、AI DCデータ基盤のフルスタック・ソリューショを発表、業界スマート化を加速
5月21日、ファーウェイは「データ覚醒、ストレージ性能の飛躍」をテーマとする「2026 Huawei Innovative Data Infrastructure Forum」がパリで開催された。Huaweiの副社長兼データストレージ製品ライン総裁である袁遠(エン・エン)氏は基調講演を行い、AI DCデータ基盤のフルスタック・ソリューショを正式に発表し、業界のスマート化の飛躍を加速させた。

現在、AIは企業の運営モデルを大きく変えつつある。Agentの普及が加速し、新たなデジタル生産力の主体として、企業の常態的な「デジタル従業員」へと成長しつつある。同時に、AIアプリケーションの深化に伴い、企業のトークン消費量は爆発的に増加している。袁氏は、「企業がAIの実装を加速するには、既存のITアーキテクチャからAI DCデータインフラストラクチャへの迅速な進化を推進し、データレイク、知識・記憶プラットフォーム、コンピューティングパワー、モデル、Agentフレームワーク、データレジリエンスといった分野を中心に、体系的な計画と構築を進める必要がある」と指摘した。
これに基づき、ファーウェイはAI DCデータ基盤のフルスタック・ソリューショを正式に発表し、企業のAIデータセンター構築とAIの本格的な実装を加速させることを目指している。
AIデータベース
OceanStor Pacificオールフラッシュ分散ストレージは、業界トップレベルの11PB/2Uという高容量密度により、最適なTCOで膨大なデータを保存する。DME Omni-Dataverse統一データスペースにより、マルチモーダル・クロスサイトデータのリアルタイムなデータレイク取り込み、グローバルな可視化・管理を実現するとともに、1000億・1000次元のベクトルデータを秒単位で検索可能とし、高品質なデータの集約と供給を実現する。
知識・記憶プラットフォーム
超大規模推論クラスターのシナリオ向けに、ファーウェイは業界初の異種コンピューティングパワーをサポートするコンテキストメモリストレージCMS(Context Memory Storage)を発表した。KVセマンティックの直接パススルー、または専用DPUによるセマンティックオフロードをサポートし、PB級の共有KVキャッシュプールに拡張可能だ。推論時の初回トークンまでのレイテンシーを90%削減する。
企業AI推論シナリオ向けには、ファーウェイが初めて「3+1」AIデータプラットフォームを創出している。95%以上の検索精度を誇る知識ベース、KV Cacheアクセラレーション、継続的に進化するメモリーバンクを統合し、UCM技術によるスケジューリングと管理で推論精度を30%向上させる。
モデルエンジニアリングとリソーススケジューリング
Huawei ModelEngineは、モデルをすぐに使える機能やモデルゲートウェイ機能を備え、新モデルのゼロコード適応やワンクリックデプロイをサポートする。さらに、、演算リソースの細粒度な分割とインテリジェントスケジューリングにより、XPUカードを最大1:10に分割し、「1枚のカードで複数の用途」を実現、リソース利用率を向上させる。
Agentフレームワーク
Huawei ModelEngine Nexentエージェントプラットフォームは、自然言語による対話で直接Agentを生成でき、開発のハードルを大幅に低下させ、Agentのリリース期間を80%短縮する。さらに、スキル、プロンプト、記憶の自動最適化をサポートし、Agentの継続的な進化と使用による賢さ向上を促進する。
データレジリエンシープラットフォーム
Agent、モデル、プラットフォーム、インフラストラクチャなど、さまざまなレベルの潜在的なデータセキュリティリスクに対して、悪用防止、データ注入防止、改ざん防止、ランサムウェア防止のエンドツーエンドのデータ保護ソリューションを構築することで、AIデータ資産のセキュリティを包括的に保護する。

「AIはIT産業に無限のチャンスをもたらしている」と袁氏は述べ、「今後AIの展開はデータにかかっている。Huaweiデータストレージは技術革新を堅持し、AIの業界別導入実績を継続的に蓄積し、産業全体と協力して、お客様のインテリジェント時代への加速を支援していく」と語った。
(原文:https://www.icsmart.cn/105233/)

