中国半導体メーカー「長鑫科技(CXMT)」:IPOの上場初日に471.59%急騰、時価総額が約75.9兆円を突破

2026-07-28半導体業界動向半導体中国国産化

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7月27日、中国国産DRAMチップメーカーとして注目を集める長鑫科技(CXMT)が正式にA株市場・科創板(STAR Market)に上場した。初値は1株当たり49.50元(約1138.5円)で、公開価格の8.66元(約199.18円)を比べて472%急騰し、時価総額は3.31兆元(約75.9兆円)を突破した。記事執筆時点で株価は1株当たり48.87元(約1124.01円)、時価総額は依然として3.26兆元(約74.98兆円)超となっている。



今回長鑫科技のIPOでは、当初295億元(約6,785億円)の資金調達を計画している。主にメモリウェハ製造量産ラインの技術改良プロジェクト(75億元、約1725億円)、DRAMメモリ技術向上プロジェクト(130億元、約2990億円)、先端技術研究開発プロジェクト(90億元、約2070億円)に投じるという。



しかし実際の調達額は大幅なオーバーサブスクリプションを達成し、ベース調達額(グリーンシューオプションを使う前)は約579.19億元(約1.33兆円)、発行費用を差し引いた純額は約576.38億元(約1.32兆円)に達した。グリーンシューオプション(Green Shoe Manufacturing Companyという)の権利を使った場合の最終調達額は約666.07億元(約1.53兆円)、発行費用を除いた純額は約663.10億元(約1.52兆円)となる見込み。この規模は科創板設立以来最大のIPOとなり、A株史上のIPO調達額でも上位にランクインする。



目論見書に開示された業績データによると、長鑫科技の2022年、2023年、2024年、2025年の売上高はそれぞれ82.87億元(約1906.01億円)、90.87億元(約2090.01億円)、154.38億元(約3550.74億円)、617.99億元(約1.42兆円)だった。親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれー83.28億元(約-1915.44億円)、ー163.40億元(約-3758.2億円)、ー71.45億元(約ー1643.35億円)、18.75億元(約431.25億円)だった。



2026年第1四半期の売上高は508.00億元(約1.17億円)で、前年同期比719.13%増、前期比(2025年第4四半期は297.15億元、約6834.45億円)で70.96%増加した。純利益は330.12億元(約7592.76億円)で前年同期比1268.45%増加となり、親会社に帰属する純利益は247.62億元(約5695.26億円)で前年同期比1688.30%増加となり、非GAAPベースの純利益は263.41億元(同1993.41%増)と大幅に拡大した。



2026年上半期について、長鑫科技は売上高1,100億元~1,200億元(約2.53兆円~約2.76兆円)で、前年同期比612.53%~677.31%増加し、親会社に帰属する純利益500億元~570億元(約1.15兆円~約1.31兆円)同2244.03%~2544.19%増)、非経常な損失を除いた純利益520億元~580億元(約1,196兆円~約1.33兆円)で、前年同期比2278.89%~2530.30%増加を見込んでいる。



長鑫科技は、業績急拡大の要因について、世界的なコンピューティング需要の持続的成長、DRAM製品の供給不足、価格の継続的上昇にあると説明している。業界関係者は、この業績ペースで進めば、長鑫科技の帰属純利益は華為技術(ファーウェイ)や寧徳時代(CATL)を上回り、中国のテクノロジー企業で利益首位になる可能性が高いと見ている。



注目すべきは、今年6月下旬に海外メディアが、長鑫科技が中国インターネット大手のテンセント・ホールディングスと200億元超(約4,600億円)の長期供給契約を締結したと報じたことだ。さらに最新の情報では、長鑫科技は今月、字節跳動(バイトダンス)とも5年間・総額70億ドル超(約1.13兆円)の長期供給契約を結んだとされている。



世界のDRAM市場構造については、調査会社であるCounterpoint Researchのデータによると、長鑫科技のシェアは近年急速に拡大しており、2025年第1四半期の3%から2026年第1四半期には8%にまで上昇、前年比で倍増以上を達成し、世界第4位のDRAMサプライヤーとしての地位をさらに強固なものにしている。







(為替換算レート:1人民元=23円で計算)

(原文:https://www.icsmart.cn/108096/)

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