

5月9日、半導体の受託製造(ファウンドリー)世界最大手の中国台湾積体電路製造(TSMC)は2025年4月の連結売上高を発表した。それによると、連結売上高は新台湾ドル3,495億6,700万新台湾ドル(約1兆6,853億円)を達成し、前年同月比48.1%増、前月比22.2%増で、単月売上高として過去最高を更新した。2025年累計(1~4月)の売上高は新台湾ドル1兆1,888億2,100万元に達し、前年同期比43.5%増加した。
TSMCの第1四半期の決算説明会によると、第2四半期の連結売上高は284億~292億米ドル(約4兆1,482億~4兆2,651億円)と予測され、第1四半期比11.2%~14.5%増が見込まれている。為替レートを1米ドル=32.5台湾ドルとした場合、売上高は約9,230億~9,490億新台湾ドルとなり、第1四半期比で10%~13%の増加、2024年同期比で37%~41%の増加となる見込みで、売上総利益率は57%~59%、営業利益率は47%~49%となる。
ただし、最近の新台湾ドル高が急速に進んでいる影響で、新台湾ドルが1%上昇するごとに営業利益率が0.4ポイント低下する可能性があると予測されている。このため、第2四半期の業績が為替差損の影響で予想を下回る可能性があり、今後の動向が注目されている。
TSMCの計画によると、2025年後半に量産予定の2nmプロセスはアップルに加えてAMDも採用を発表し、NVIDIA(エヌビディア)など他の大手テクノロジー企業も参入する見込みだ。市場の顧客から支持されているため、2nmプロセスの需要は旺盛だ。また、2nmプロセスは3nm/5nmプロセスと同等の歩留まりを達成しており、GAAFET(Gate-All-Around FET )設計を採用した。N3Eノードと比較し、2nmプロセスの性能が10~15%向上し、3nmプロセスを超える最も売れ筋のプロセス技術となる見通しで、TSMCの業績向上に貢献すると期待されている。
(為替換算レート:1新台湾ドル=4.83円、1米ドル=146円で計算)

