

5月27日、中国有力な半導体製造装置メーカー「AMEC」の 2024 年度暨 2025 年第 1 四半期業績説明会兼メディア懇談会が上海臨港で開催された。会期中、同社の尹志堯・董事長は、新凱来(SiCARRIER)をはじめとする中国国内半導体企業のプラットフォーム化戦略に伴う競争状況について見解を述べた。
尹氏は、「過当競争には二種類ある」と指摘。「自由競争は産業発展の必然的なプロセスだ。私がシリコンバレーで働いていた頃、エッチング/薄膜装置メーカーは世界で40社以上存在した。現在の中国市場でも同様に数十社が競合している。これは健全な競争と呼ぶべきで、過当競争とは区別すべきだ。問題は悪質な価格競争であり、これは厳に慎まねばならない」と述べた。
特に新凱来の急速な成長については「Huaweiの後押しにより、短期間で30種類以上の装置開発を実現したことは人類の装置製造史上の奇跡だ。同社の成功を妬むべきではない」と評価。北方華創(NAURA)についても「7社の統合から始まり、政府支援のもと多様な装置開発を推進。当社よりも製品ラインアップが豊富で、規模も2-3倍大きい」と競合他社の取り組みを称賛した。
中微公司の成長戦略については「上海市政府と上海科创投集団の支援を受けつつ、国有企業や大財閥と異なる道を歩んできた」と説明。「当社は雪だるま式に自社リソースで規模拡大を図る戦略を採用。初期段階で30製品ラインを一気に展開する(数百億元規模の投資が必要な)手法は採らなかった。着実に基盤を固め、現在ようやくプラットフォーム型企業への拡大段階に入った」と述べた。
競合他社との差別化戦略については「当社はハイエンド装置の開発に特化する。低・中級品市場での競争に時間を費やすより、限られたリソースを最先端技術の開発に集中させ、産業全体への社会的責任を果たすことが使命だ」と強調。最後に「健全な競争は業界発展に不可欠。他社リーダーとも良好な関係を保ちつつ、相互に学び合う姿勢を堅持する」と締めくくった。
(原文:https://www.icsmart.cn/92386/)

