

2025年7月22日14時、世界のスマートグラスリーディングブランドXREALは、新製品「XREAL One Pro」を正式発表し、同時に中国の販売プラットフォーム京東(JD.com)と天猫(Tmall)で予約販売を開始した。発表当日、京東プラットフォームではすでに2万6千人がオンライン予約を行い、発売前から人気を集めている。その一週間前には、XREALは中国の深圳、上海、北京で相次いでXREAL One Pro「大有不同(大きく異なる)」新製品の体験イベントを開催した。同社の創業者兼CEOの徐馳(ジョ・チー)氏と製品ディレクターの劉宗楷(リュウ・ゾンカイ)氏はコンシューマー向けARグラスXREAL One Proが如何にして業界最高レベルの体験を実現するかを詳細に解説した。さらに、Googleと共同開発中のAndroid XRに対応するスマートグラス「Project Aura」の詳細を独占先行披露した。

2025年以来、AR/VR市場のポテンシャルは非常に大きい。IDCのデータによれば、XREALはAR分野で世界販売台数No.1を3年連続で獲得し、2024年の市場シェアは2位、3位、4位の合計に匹敵した。2025年第1四半期には、AR/VR業界全体において、XREALの世界市場シェアはMetaに次ぐ2位となり、バイトダンスを上回っているという。
「スマートグラス業界では、XREAL以外にも多くの中国企業が急速に成長していることを嬉しく思う」とXREALの徐氏は述べ、「中国企業は、次世代スマート端末の定義をリードし、参画する機会を得るだろう」との見解を示した。
57度の広視野角+3ms超低遅延!XREAL One Proは自社開発の光学ソリューションとX1チップを搭載
2024年12月にコンシューマー向けARグラスのベンチマークとして市場を席巻したXREAL Oneに続き、本日XREALはアップグレード版「XREAL One Pro」を正式発表した。性能、ディスプレ、インタラクションの全面的な進化により、コンシューマー向けARグラスの体験基準を再定義した。
注目に値するのは、2024年のXREAL Oneは世界初出荷で1万台を突破し、発売45時間で売上高1000万元(約2億円)を突破し、国際メディアから「AR分野の画期的な製品」と高い評価を得た点だ。今回のXREAL One Proは、XREAL Oneの超軽量ボディと1080p級Micro-OLED表示を継承しつつ、光学モジュールの革新、演算アーキテクチャの進化、エコシステム連携の最適化という3つの次元でのブレークスルーにより、「装着感ゼロ、没入感満点」というARの新次元インタラクションを真に実現した。
XREAL Oneと比較して、XREAL One Proの最大の核心的なアップグレードポイントは、業界をリードする世界最大クラス57度の視野角(FoV)を実現したことだ。この数値は自社製品ラインの記録を更新しただけでなく、競合他社製品(例えばAir 2 Ultraの52°)も上回り、現在のコンシューマー向けARグラスのグローバル新基準を確立した。

この大きなブレークスルーは、XREALが自社開発の光学ソリューションを採用した「X Prism光学エンジン技術」によるものだ。このソリューションは革新的なPIR全反射の光学原理を採用し、より広い視野、よりクリアな表示、よりコンパクトなサイズを実現できる。これにより、視野角のボトルネックを根本的に打破し、軽量ARグラスで初めて57°という超大視野を可能にした。前世代製品と比較して可視域を63%以上向上させ、仮想画像を「目の前の一枚の画面」から「没入型空間キャンバス」へと進化させた。XREAL One Proは、コンテンツの見方を変えるだけでなく、ARグラスの没入感の限界を再定義している。

さらに、XREAL One Proは、XREALが独自開発した世界初の「X1空間コンピューティングチップ」を継続搭載した。スマートグラス業界で今後主流となる分離型アーキテクチャの潮流において、X1はグラスと演算ユニット間の演算リソース配分、遅延制御、帯域幅最適化といった中核課題を効果的に解決した。3ミリ秒という超低遅延を実現し、デバイスの互換性を新たな高みへと押し上げる。

自社開発のX1空間計算チップに加え、業界唯一の3DoF/6DoF体験を組み合わせることで、インタラクションの滑らかさと没入感を大幅に向上する。XREAL One ProはWindows PC、Androidスマートフォン、Mac、iPhone、Steam Deckなどのデバイスとシームレスに接続可能だ。ユーザーは仮想大画面で、ドキュメント、エンターテインメントコンテンツなど複数タスクを同時実行できる。
こうした取り組みが評価され、XREALはアメリカのビジネス雑誌『Fast Company』によるXR分野の「最も革新的な企業」に選出され続けており、この栄誉を受けた唯一の中国企業でもある。同時に、2025年4月には、自社開発のX1空間コンピューティングチップにより「2025年度エジソン賞・金賞」を受賞した。また、革新的な製品デザインが評価され、レッドドットデザイン賞およびiFデザイン賞も受賞した。
XREAL One ProはCES期間中に海外予約を開始、5月より順次出荷が始まっており、すでに1万人以上の海外ユーザーからの実際のフィードバックを得ている。中国国内市場では7月22日よりオンライン販売の予約を開始、価格は4,299元(約86,000円)だ。ECプラットフォームではキャンペーン・特典も実施され、月末に正式出荷となる。
グーグルがグローバルで独占的にAR分野で提携する中国企業
2025年5月のGoogle I/O 開発者会議で、Googleは世界のスマートグラスリーダー企業のXREALとの深い戦略的提携を発表し、次世代スマートグラス「Project Aura」を共同でリリースすると明らかにした。
XREALはGoogleのAR分野における世界初かつ唯一の中国企業パートナーで、Project Auraが自社開発した中国製チップ「X1S」を搭載し、Android XRプラットフォーム向けに設計された世界初のスマートグラスとなる。
XREALの徐氏によれば、Project Auraは分離型アーキテクチャを採用し、専用の外部演算ユニットを接続する。グラス部分にはXREALがアップグレードした自社開発チップ「X1S」を搭載し、外部演算ユニットのチップソリューションはQualcommが提供する。X1SとQualcommチップが共同で演算技術プラットフォームを構成し、Android XRに強力な演算能力とAI関連機能を満たす。

Project Auraは2026年に正式リリースする予定だ。XREALとGoogleが共同で開発するこの次世代空間コンピューティングデバイスは、Android XRプラットフォームをサポートする初のスマートグラスだ。さらに、AI能力、演算アーキテクチャ、インタラクション体験のすべてにおいてアップグレードされ、Android XRエコシステムに次世代スマートグラスの技術的ベンチマークを確立するものとなる。
Googleなどの大手企業と連携して次世代スマート端末時代のエコシステムを構築する中で、XREALはより多くの中国企業がグローバルバリューチェーンに参入する機会を創出している。2025年初頭、XREALは中国の上海浦東に拠点を設置した。同社の徐氏は「このグラスを通じて、浦東で1兆元(約20兆円)規模の全く新しい産業エコシステムを開きたいと思う。ハードウェアとプラットフォームの体験が十分に良ければ、中国の開発者は参入し、この業界のエコシステムも最終的には断片化から統一へと向かうと確信している」と語った。
2025年7月26日~29日、2025世界人工知能会議(WAIC)が上海で盛大に開催される。XREALは招待を受け、展示ブースに鑑賞エリア、ゲームエリア、AIエリア、6DoF体験エリアを設置する予定だ。徐氏は「WAIC会場では、XREALはさらに進化した技術を披露し、より多くの製品体験を提供する。将来的な技術的ブレークスルーを果たした製品のデモや体験も提供する可能性がある」と表示した。
(原文:https://www.icsmart.cn/94422/)

