
6月29日 - 液晶ディスプレイ(LCD)は10年以上にわたってスマホの主流を占めてきたが、OLED技術がハイエンドからミッドレンジのスマホへと急速に移行しているため、今年2024年のOLEDディスプレイのスマートフォン出荷台数は初めてLCDディスプレイのスマホを追い抜くことになる。
Omdiaの調査データによると、2023年の世界のスマホ用ディスプレイの年間出荷台数は14億5,000万台に達し、2022年から前年比5%増加した。Omdiaは2024年も成長が続くと予想しており、2024年上半期のスマホ用ディスプレイ出荷台数は前年比9%増の7億1,500万台になると予測している。なかでもOLEDの出荷台数は成長を続け、LCDの出荷台数は減少したため、OLEDの新工場への投資が急増し、中国の中小型OLEDパネルの生産台数は初めて韓国を上回った。

同時にOmdiaは、2024年第3四半期のOLEDスクリーン出荷台数がスマホ全体のディスプレイ出荷台数の56%を占めると予想、第1四半期は51%、第2四半期は53%であったことから、さらに改善するとみている。
Omdiaのディスプレイ担当リサーチ・マネージャーであるHiroshi Hayase氏は、「今秋にアップルのiPhone 16シリーズが発売されることで、2024年第4四半期のOLEDスクリーン搭載スマホの出荷台数は大幅に増加し、2024年通年ではOLEDスマホがTFT LCDスマホを追い抜くと予想され、中国のディスプレイメーカーは、中国のスマホランドに高品質のAMOLEDディスプレイを低価格で供給し、ミッドレンジスマートフォンのTFT LCDを急速に置き換えている」と述べた。
OLEDはコストが高いが、モバイルプラットフォームでのHDRビデオ規格の採用や、ビデオ、ゲーム、写真撮影などでの色や輝度の改善を可能にし、消費者に向上した体験を提供することができる。また、タブレット、ノートパソコン、コンピューターモニターなどのIT機器が今後ますますOLEDスクリーンに切り替わっていくということだ。

